2007年5月20日日曜日

モーリスのライトゲーム用PEとコンパクトなリーダー

モーリスの8ブレイドタイプの高強度PE「マックスパワー」の0.8~1.5表記の号数が好評発売中です。
4月に発売時、折りしも鳴門の真鯛のスポーニングシーズンに重なって「真鯛カブラ」用として好評をはくして以来、今現在も店頭で巻く機会の多い人気の高いPEラインです。
触った感じは腰のあるしっかりした糸で2号以上の太号柄と同じ印象です。今は真鯛カブラ用に売れていますがキャスティングにも向いていると思われます。
・・・リールに巻くとそのかさ張り具合から他社同号数のPEラインの中では細めになるような感じです。具体的にいうと、今真鯛カブラ用に人気のメタニウムMgに1.5号を200巻くと、ちょうど良い糸巻き量に収まります。
マックスパワーシリーズの特長である10色の色分けも太号柄から踏襲されていて、わたしのような「タナボケ系アングラー」にはこれだけでも選ぶ理由になる仕様といえます。(笑)
あと、ナイロンタイプの「コンパクトショックリーダー」が初入荷してきました。オフショアではモーリスの大きなスプールのナイロンリーダーを愛用していますが、ショアではベストのポケットに入らないのでいつもその時の気分で、生分解タイプの試作タイプだったりフライ用のティペットの太号柄だったりで色々な銘柄が使用していて「コレ」というものがありませんでした。今後はコレがショア用ナイロンリーダーの真打ちになるかもしれません。
・・・フロロのリーダーは未だ流動的なんですけどね。(´-`)

2007年5月15日火曜日

ウエーディングシューズ

今回は渓流用の履物、特にストッキングウエーダーに合わせて履く「ウエーディングシューズ」の話です。
最近、また渓流釣りによく行くようになって、長く愛用していた、シマノのフリーストーンのウエーディングシューズが遂に壊れてしまい、新しいシューズを買う事にしました。

2007年のシマノのカタログを見るとウエーディングシューズにあたる商品が無い!?

ま、最近ストッキングウエーダーを作っていないシマノだからシューズが無くてあたりまえかもしれないけど・・・

何とか使えそうなものをと、今年の新製品の中から見ていると・・・

磯シューズのイメージの「ハイカット・ラバーフェルトフィットシューズ FS-132F ¥19,000」


・・・ソールがフェルトとラバー併用になっていて、今までに無かったソールパターンの物。






もうひとつは、鮎シューズのイメージの「リミテッドプロ・カットフェ
ルトフィットシューズ FS-122F ¥18,000」
・・・底はフェルトながらも横方向にカット溝を施してあって特に屈曲性が良さそうな感じのソールパターン。
こちらの方は履き口がベルクロ止めのネオプレーン仕様になっていて、単体でグラベルガードの役もする利便性が夏場、タイツなんかとと合わせた時に便利。結局こちらのモデルをオーダーした。

届いたシューズを見てみると、まず目に付くのが縫い合わせになっているアッパーとソール。これなら旧タイプの構造で頻発したソールの脱落も無いだろうなと。
そもそもナイロンのアッパーとウレタンのソールを「接着剤だけで止めてオシマイ」というのは少々無理があります。

甲部は2連式のベルクロベルト採用で、紐でずらしながら締めていく方式と比べてネオプレーンのソックスを履いた足の出し入れはかなりスムーズになる事でしょう。
ただこの方式の靴はわたしにとっては初めてで特にフィット感などは履いてみないと分からない未知の部分もありますけど。

釣り用のシューズやブーツのフェルトソールがベルクロ交換式になって久しいですが、靴自体の機能性や耐久性もずいぶん改良が進んできました。

・・・後は、やっぱり見た目です。
ハッキリ言って、ゲームフィッシング用としてみればかなりダサい。(笑)
鮎用に比べるとかなり少数派でしょうけど、この機能性でトラウトのルアーやフライフィッシングのイメージのデザインのが出ないかなと希望するこの頃です・・・って、これが一番難しいのかもしれませんね~。(笑)

2007年5月13日日曜日

ジギングタックルVol.10

今回は船用の履物です。

昔、シマノ製で「DB-1039」という本格的なデッキブーツがあって長く愛用していましたが今はブーツはダイワ製、シューズはモーリス製を使用しています。
・・・これらもかなり長いんですけどね。(笑)

汲み上げた海水が流れるデッキを魚を抱えて歩いたり、ツルツルのステンレスのパイプのハシゴを上ったり降りたり・・・揺れている上に濡れた平面である船上は思いの他滑りやすいです。

船釣り用の履物は、ソールパターン以前に履物全体の柔らかさでグリップします。
ラジアルパターンに整形してあるウレタン製の替ソールアタッチメントを剛性の高い磯用のシューズに装着して「船用」なんていうのは論外といえます。

デッキ用のブーツはまだしもシューズに関しては釣具の大手メーカーは無関心なのか、なかなか良いものが出てきません。
なんとか使えるものが出ても細かい部分が旧態然としていたり、デザインがもうちょっとねえ・・・と思ったり。しっかりした船用の履物って特に関東方面なんかだとかなり需要もあると思うのですけど・・・。

ライフジャケットが「パッシブ・セイフティー・デバイス」だとするとデッキシューズはいわば「アクティブ・セイフティー・デバイス」になるんだと思います。
この春、安全意識の高まりで自動膨張のライフジャケットは色々なタイプのものが各メーカーから発表されていますが、デッキ用の履物・・・特に夏用のシューズで充実した機能を持ったオシャレなのが出て欲しいです。

さもないとわたしもハロー・キティーのクロックス履いちゃったりなんかしたりなんかして(←広川太一郎風)(笑)

2007年5月6日日曜日

炎月実釣会Vol.5

今回はベイトリールと高強度極細PEラインについてです。

新型のメタニウムMgには「テーパードレベルワインド」というラッパ型のレベルラインが付いています。
例えば右一杯の状態でレベルワインドが静止した状態でドラグが作動して、スプール左側からライン出た時、かなりの抵抗がラインに掛かるのですが、この時のフリクション切れを軽減させる形状になっています。
メタニウムMgを前から見た所

同機を後ろから見た所
(写真では分かりにくいですが後ろが大きくなっていてメガホン形状になっています)
同じポンドテストのナイロンラインと比べて圧倒的に細い高強度PEラインはどうしてもコスレに弱い特性を持ちます。
いわゆる「ベイトキャスティングリール」というものはコンパクトなボディーで、スピニングリールに比べて太いナイロンラインを使用して比較的重いものをアキュラシーキャストする為のものとして進化してきました。
・・・なので、かなりの高級機でもレベルラインの材質はいわゆる「ハードガイド」のそれであり小型のものはドラグの作動中は静止します。

特に丸型のベイトリールはレベルラインがスプールに近くて、ドラグ作動中はかなりの負担がラインに掛かります。

・・・ならば、レベルワインドをスプールと完全に連動させれば良いのですが、そうすると投入時の駆動が抵抗になるため、軽い真鯛カブラがなかなか着底しなくなります。でもそれを可能な限り抵抗を少なくしたのが「コンクエスト300TypeJ」です。これはサーベリング用に開発されたリールで静止タイプにはかなわないもののレベルワインドを駆動させながらもかなりの回転の軽さです。
・・・しかし本体が大きく345グラムと少し重いのはいたしかたの無いところ。

・・・という訳で、細糸PEを使うベイトリールは「ロープロファイル」「テーパードレベルワインド」のタイプのものがスタンダードになりそうです。

こんなもんで良いですかね船長。(笑)

2007年5月5日土曜日

炎月実釣会Vol.4

鳴門の真鯛は商取引上その大きさによって3つに分類されるのだそうです。

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30cm未満:カスゴ
40cm未満:チャリ
40cm以上:マダイ
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・・・特にマダイが40cm以上とはなかなか厳しいと思いませんか?(笑)

もちろん一般の釣り人は自分の釣果・・・例えば40cmに満たないものを「マダイ」と呼んでも一向に構わないと思います。

真鯛カブラの釣りの特長のひとつに釣れる真鯛のサイズの幅広さがあります。
わたしたちが釣行した4月後半は真鯛のスポーニングのシーズンで、わたしたちの釣行時には63cm(写真真ん中)が、わたしたちの前日には、なんと80cmもの真鯛が上がったそうです。
・・・で、カスゴにも満たないミニ真鯛もカブラに果敢にアタックしてきてました。

ちなみにカブラ釣りは浮き沈みはもちろんあるものの周年狙える釣り方になるようです。
ジギングで狙う真鯛のルアーゲームは真鯛がイワシを捕食しだすお盆ぐらいから1ヶ月足らずの期間限定の釣りになるのと比べればこれはまた次元の違う釣りと言って良いでしょう。

あと佐々木さんはカブラ釣りはカゴや天秤、クッションなどが付いていないシンプルな仕掛けで引き味のダイレクト感が魅力のひとつだと仰っておられました

・・・そうですね、ばらした時の悔しさも確かにダイレクトでした。(笑)

2007年5月4日金曜日

炎月実釣会Vol.3

今回は「探見丸システム」と「真鯛カブラ」です。

「船縁魚探」ともいえる「探見丸システム」は「水深」「地形」「魚群」などに加えて釣り人が動かす真鯛カブラの軌跡までも映し出します。

真鯛のタナは中層でサスペンドしていることが多く、泳層を知る事はどの辺までカブラを巻き上げるかの目安になります。

「探見丸システム」を装着しているのが鳴門の釣り船に多く見られるのもこのシステムが真鯛釣りにかなり向いているからかもしれません。

このシステム、「電動リール」の周辺機器と思われているフシがありますが、電動リール無しでももちろん使用可で、カブラやジギング、手巻きのエサ釣りなどにもかなり有用だと思われます。

とりあえず「船長、底何メートル?」なんて聞いたり、船長も言ったりしなくても良いのは少し寂しいかも!?しれませんが、その分もっと楽しい話をすれば良いですから。(笑)

2007年5月1日火曜日

映画「フィッシング・ウイズ・ジョン」DVD到着

一昨日、Amazonから届いていてから繰り返し観ています。

・・・これはとても良いです。

荒(すさ)んで乾いた心に染み込みます。・・・で、かなり笑えます。
リアル過ぎる「釣り」の物語です。

DVDは3枚組で、3枚目はジョン・ルーリーのインタビューとラウンジ・リザーズの90年代のベルリンのコンサートの模様が収録されてます。

・・・とりあえず、飽きるまで繰り返し観ていようかなと。