2009年5月27日水曜日

沖の島のブリ

25日の原村さんはガイド役で愛知県の方と沖の島の黒ハエに釣行。

当日はものすごい強風で、飛ばされそうになりながらの釣りだったとか。

結果・・・
原村さん:73cm(4.4kg)の超デブなヒラマサ×1とブリ80cm×1
ゲストの方:ブリ(75cm)×2


・・・と、いう訳で何とかガイド任務を遂行することができたそうです。
現在の沖の島海域は、場所により濃い・薄いはありますが、全域ブリがいるようだとか。
次はサツキマスのガイドだそうです。

2009年5月24日日曜日

99本目のサツキマス

新型のラインのテストを兼ねた最近の原村さんの吉野川の釣行です。

1回目が2時間の釣りで巨大ニゴイ(65cm、リリース)
2回目も2時間の釣りでサツキマス(34cm、リリース)

このサツキマスは生涯99匹目の魚だそうです。
今年中に100を超えたいとか。
ちなみに狙いだして21シーズン目。

ラインの感想はなかなか悪くないようです。
もう少し使い込むと耐久性も見えてくるかもしれませんね。

2009年5月23日土曜日

鯛釣り

「釣り」の面白さのひとつに未体験な「もうひとつの釣り方」の経験・・・というのもある。

一種類の魚でも何種類もの釣り方があって、「この魚はこの釣り方でこんなもの」と簡単に理解してしまうのは早合点というものだ。
例えば渓流釣りは「エサ釣り」「テンカラ」「フライ」「ルアー」などに大きく分かれる。
さらに「エサ釣り」でも「川虫」「ミミズ」「イクラ」の釣りではアタリの出方や合わせのタイミング、得意なコンディションなど・・・
きっと釣り人の釣りに対するメンタリティーや魚種までもが違うのではないか!?・・・と思う位大きく感じが違うものなのだ。

「釣り方」には「対象魚」以上に「縁」というか「出会い」みたいなものがある。
例えば何年も「エサ釣り」の渓流をしている人でも「フライ」や「ルアー」はやった事がない!?というか興味がわかないという人が多いのではと。
無理やり悪友に誘われ、道具をあてがわれて、大釣りでもして楽しい体験すれば、そこでやっと手持ちの釣具と全く互換性のない未知の釣りでも踏み込んで行けたりするものかもしれない。

様々な「釣り方」に出合い・・・勇気を出してやってみて釣れるとその新鮮な感触に感動する。
それが知識となって保守的たっだ自分の釣りに対する考えを刷新し、好みやスタイルを再構築し、結局保守的なスタイルを踏襲する事になったとしても、奥深くまた幅広く楽しむ事が出来るようになるのである。
何年も釣りをやっていても、未知の釣り方に出合うと場合によれば驚愕と感動を覚えるし、元々大した事が無い自己の釣りに対する理解や魚の習性の知識などが如何に低いかということを思い知らされる。


・・・で、ここから鯛釣りのお話ね。(笑)

今月10日今年も始まった辰丸主催「鳴門海峡鯛釣大会」にビデオカメラマンとしてお手伝いに行ってきました。
個人的に「鯛釣り」は自他共に認める苦手なジャンルで、お盆時分限定でジギングの対象魚として狙った事があるしもちろん多少は釣った事はあるものの、個人的に自分の釣りの中で記録や記憶ととして留まっている魚は未だ無いと言っていい程。

「鯛釣り」にも様々な釣り方があります。
オキアミで磯釣り・・・とか、鳴門海峡の船のエサ釣りでも季節やコンディションに合わせてムシエサ、エビなどを使い分けたりしますし。イワシの群れが入ってくるとジギングの対象魚にもなって、この時だけわたしの対象魚に。(笑)
産卵のシーズンなどは防波堤からなんとミノーとかでも釣れたりするのも数多く報告されています。

・・・で、ここ数年人気の釣り方が「鯛カブラ」と呼ばれるもの。最近はルアーのタックルを応用した「鯛ラバ」鳴門海峡伝統漁法の「ビシカブラ」さらにエサ釣りのタックルを応用した「ロッドビシカブラ」「天秤カブラ」なんてのもあります。

タックル的にもそれぞれの釣り方に求められるロッドの調子は物理量の違いもあって大きく違います。リールも大きさや糸巻量も様々、手巻きの両軸が基本だが電動リールなんてのも大いにアリ。

この辰丸主催の鯛釣大会、その毎回安定したコンディションにあまり左右されない驚異的な釣果や、船長考案の合理的なルール、そして採点方法など・・・注目点は多数。
釣り方は「ビシヤマ」か「天秤カブラ」がメイン。



今回、朝一番は「旭日丸」で手釣りのビシカブラの様子をメインにカメラを向ける。
オモリがある間隔に打ってあるラインで手釣りをしているのをカメラの向こうに見ているとその釣り人の動作に無駄が無く美しく思える程の手捌き。この釣りの歴史の長さと深さを見る思い。

なぜ「ビシヤマ」か、なぜ「等速直線運動」なのか・・・・・・そしてわたしの「スピニングリール+先調子のロッド」というタックルは過去になぜ釣れなかったのか・・・

辰丸船長との過去の雑談混じりの鯛釣談義と今ここにある釣技が相まって、その思いは深まるばかり。

そして、釣り人としてでなくカメラマンとしての何度かの参加が、なぜ自分の釣りが「鯛釣り」に対して不適なのか、、、というテーマへの自分なりの答えもそう遠くない未来に出してくれそうな予感がするのだが・・・。

きっと知識は自らの無知の確認に留まり、技術や精神性の本質に触れる事も叶わないものなのかもしれないでしょうけど。

2009年5月17日日曜日

今期の初サツキマス


おなじみ原村さんの14日の釣果です。
昨日は久し振りに原村さんと北島の新店(工事中)でお話しました。

ちなみに北島の新店(工事中)は事務所的に使用中で
結構わたしも居ますので黄色いルノーが止まってたら
お気軽にお立ち寄りください。
コーヒーくらい入れますよってに。(^-^)

2009年5月4日月曜日

シマノ「パワープロライン」

シマノから 8月発売予定の「パワープロライン」をご紹介。

この糸、バークレイの「ファイアーライン」やダイワ精工の「ハイドロファイン」などに似た感じのラインでMade in USA。

・・・で、資料によるとメーカーはITI(イノベーティブテキスタイル社)。
同社独自の特殊製法によって破格の強度と耐摩耗性能、そして適度なハリにコシを生み出しているラインなのだと。

このタイプのラインの魅力は第一に値段が安いという事。
国産で8本撚りで100mの高級ラインならメーカー希望小売価格で5千円近かったりする世界なんですが、これは100m巻きで安いお店なら2千円は切るんじゃないかと。
もちろん高級なラインはそれに見合った性能があるってもんですが、釣り場の状況や使用頻度によれば「そこまでの性能は要らない」場合もあります。
あと「くたびれた」高級ラインより「新品の」安価なラインのほうがいい場合もありますし。
趣味の世界とはいえ折からの不景気で道具代もままならぬご時世、「値段も性能」ともいえますし・・・安くて良い物を見極めて上手に道具代は使いたいものです。

第二の魅力は糸にコシがあってキャスト時のトラブルが少なくという事。
わたしのようなヘタレアングラーでもこのタイプは投げやすいです。
リールに巻くラインは「細くて強い」だけでなく「扱い易さ」というのも重要な要素になります。
このラインにトラブルが少ないと好評のシマノの「AR-Cスプール」を装着したスピニングリールを組み合わせた時にどんな特性を見せるか、興味のあるところです。

さらに「扱い易さ」には「キャスト時のトラブルの少なさ」以外にも様々な要素があります。
例えばノットを作った時の「結束強度」や擦れた時の「耐摩耗性」など。
これらは「引っ張り直線強度」と相反したりする場合もある奥の深い世界です。
その部分でアメリカ製のラインは値段の問題だけでなく場合によれば案外「捕れる糸」だったりする場合もあります。
総合的に見れば高価で高性能な国産のラインにない魅了もあるってことなんです。
あとは退色やササクレ等に対する耐久性と値段とのバランスなどなど、総合的に判断して「また買って使う」または「もうやめとく」(笑)が決まってくるもんです。
ラインはユーザーによって同じものでも評価はよく分かれます。
使い手との相性の良さみたいなものもあるかもしれません・・・というかこれが一番大きかったりして。

輸入物のラインは太さや強さが分かり難いのですが、このラインのパッケージも例外ではありません。
表示は直径(DIA)直線強度(kg)が併記されていて、中身のラインが20cm位パッケージに縛り付けてあって手で触って確認できるタイプ。
日本の市場で実際に売られる時は「参考号数」と「ポンドテスト」のシールかなんかを貼る事になるんでしょうな。
その表示がそのラインの市場での評価の出発点になるし、販売数にもかなり影響を与えるので輸入元の腕の見せ所といえます。
サンプルのラインを見た感じではきっと「5kg」と書いてあるものが「0.8号」「10lb.」とかになるように思うんですがどうでしょうね。

ラインカラーは「ホワイト」「モスグリーン」「イエロー」「レッド」の4色。
長さの色分けは無いのでキャスティング用ということでしょう。
参考号数は「0.8/1/1.5/2.25/3/3.5/4/5」長さは「100m/150m/300m」巻

個人的にはオフショアのバーチカルジギングに対応した10m間隔の色分けがあるタイプとかが欲しいとこです。
その上で3~5号辺りに600m巻があれば室戸沖のジギングにも使ってみたいなと。
とりあえず0.8号相当の一番細いのを鳴門海峡の中小物や本流のマス釣りなんかに使ってみようかなと。

こういうリール・ロッド以外の「リグ」の部分を「ターミナルタックル」と呼びます。
リール・ロッドのに比べて地味なせいか一般的にあまり重視されない傾向があるというか、評価し難いので妙な「ブランド信仰」や「値段信仰」がまかり通る世界で、悪徳な業者が暴利を・・・貪ったりは決してしてないと信じていますが(笑)フックやラインなどは強度は言うに及ばず形状や特性が釣果に直結するので、今一度経験則だけでなく意識的に考えてみたいものだ・・・ていうかこういうテーマになると使ったこともない糸の話なのに長文になってしまうのは気のせいか。(笑)

さてこの「パワープロライン」、わたしとは気が合うのか!?
こればかりは使ってみないとね。
・・・結構期待はしています。
・・・てか次はいつ釣りに行けるんだろう。(泣)