2007年10月8日月曜日

「これから食えなくなる魚」小松正之


大体の内容は、世界的な空前のシーフードブームと気候の変化による漁獲量の変化でわたしたちの食卓の上から魚が消えてなくなるかもしれないという物。

その他イワシの漁獲量の変化からクジラの問題まで世界中の魚の分布や漁獲高なんかが俯瞰できる内容で、分かったような気にさせてくれるのがこの本のいい所でしょう。
例えば瀬戸内で真鯛は年間どれくらい水揚げされているのか、そして今まさに自分が釣り上げた真鯛がその中の何分の1本にあたるのかとか・・・自分が住む町の近くの漁港のあり様から世界の水産業全体をミクロにマクロに読みやすく分かりやすく解説されています。

こういう「環境と魚」をテーマにした本は何冊読んでも印象に残らないのですが、これは読み物としても面白いので、釣り人のみならず輸入魚の問題に興味のある魚食べるのが好きな人にもお勧めできます。
Amazon.co.jp: これから食えなくなる魚: 本: 小松 正之

2007年10月6日土曜日

新しいルビアス

今回の「ルビアス」の一番の注目点は「一から開発された専用設計」になったということでしょう。

前モデルは高級機の下級移行モデルだったのが商業的にヒットした為、この価格帯、同じ名前で新たに設計して型を起したのだと思われます。
剛性の高いカーボン素材をマシンカットにする・・・という技術で小型のスピニングリールに求められる軽さと必要十分な強度を両立!!・・・という事のようです。

パッと見た感じは同社の最高機種のイグジストの意匠を受け継いでいる感じで万人向けのデザインといえます。
細かく見ると樹脂製ながらもマシンカットの精緻なつくりで、パーツ接合部分のチリ合わせもなかなかの精度に見えます。・・・あと特筆すべきは手に持った時で、アルミ特有の金属的な冷たい感じが無くて、冬場のメバルゲームや早春の渓流釣りのルアーフィッシングなどに快適であろうという事。
この大きさのスピニングリールに求められる軽さを中心とした性能を過不足無く備えている感じです。・・・2~3万円の「セルテート」「イグジスト」互換のダイワ製のリールの購入を考えている向きにはこの秋注目の一台でしょう。

写真左が浅溝タイプの「2506」、左が深溝タイプの「2500」
前のモデルでは「2506」と「2500」との間のスプール互換性が無くて、アフターパーツ市場を混乱させていましたが新型ではもちろん差し替え可能で「セルテート」「イグジスト」ユーザーには「高性能な末っ子モデル」という感じでしょう。


・・・で、後半は「先代ルビアス」というリールの成り立ちを書いてみようかなと、もしかして間違っている所があるかもしれませんが平にご容赦を。

先代というか初代ルビアスの原型は「チームダイワ」ブランドで軽いマグネシウム製のコンパクトボディーに樹脂製の軽量浅溝スプールを組み合わせたいわゆるダイワ精工の「ドデカコンパクト」コンセプトを一番具現化したリールとしてフロロの4~6ポンドを使うバス釣り用の高級スピニングリールとしてデビューしたのでした。

その後、流行しだした極細PEを使ったエギング用としての適性にもそのリールのパッケージングがたまたま向いていた事と、マグネシウムボディーの防錆技術の進歩でメインシャフトを「トーナメント系」に換装した「エアリティー」ブランドでソルト用のスピニングリールとしてデビュー。デビューしたての頃は「2500」スプールだけだったのがチームダイワ系のメインシャフトを復活させて樹脂製の「2506」スプールを乗せてマシンカットハンドル仕様のモデルもその後に追加。
そしてその「エアリティー」のコンポーネントの多くをそのまま流用し下級移行させたのが初代の「ルビアス」というリールでした。

今もさらにその「ルビアス」をエギング用にハンドルを中心にリファインした「エメラルダス」ブランドで現行モデルとして未だ人気リールとして発売中です。

Fishing Web Catalog-ルビアス
http://fishing.daiwa21.com/index.asp?ItemID=3952

2007年10月3日水曜日

フック吉成さんの柏島

2日フック吉成さんは高知県柏島へ釣行。

トビワタリから赤バエに磯替わりされたそうですが、青物玉砕。
荒れ気味でヒラスズキバイトは多数。キャッチは55~60を3尾。

いわゆる小型の数釣りで、ヒラスズキ用の竿がなく、青物用でやったのでムチャクチャなタックルバランス。やりとりには気を使いました・・・との事。

確かに「冬布団物干し級」のロッドですね。
ダンプカーで近所のコンビニ行くような感じですかね!?って違うか(笑)

これは見事ですよね。お疲れ様でした。

2007年10月2日火曜日

原村さんの沖の島


9月28日、なんの情報も無いまま3名で沖の島へ釣行されたそうです。
原村さんたち3名以外他の釣り人は居なかったとか。(笑)

結果ヒラマサ80cm、スギ95cm。
1回カンパチらしきダッシュは惜しくもリーダーブレイク!!
「残念、根の裏の裏まで入っていくような感じです。カンパチは難しいです。」原村さん談。

「カンパチはやっぱ男の釣り物だな」・・・と思いを新たにするわたくしめでした。

2007年9月23日日曜日

シマノの新しいメバルブランド「ソアレ」

今期からシマノのメバルタックルのブランドは「ソアレ」になるそうです。


ダイワの「月下美人」のようにリール、ロッドまでは統一されず、現時点では従来のロッドはAR-Cのウルトラライト、リールはツインパワーMgC2000Sとかの個別のブランドで継続の模様。

それにしてもメバルのブランドが「ソアレ」・・・なんとなく京都のジャズ喫茶のような名前ですが(笑)エギングブランドの「セフィア」同様、そのうち慣れてくるんでしょね。



これが今回目玉の「メバラバ」・・・メバルのラバージグなんだって!?さんちゃん。(笑)

で、商品の袋の裏を見ると「メバルを愛する人に『Mebalover』」と。(笑)

ちなみにラバーの付いていない同じ形の「ジグヘッド」も同時発売です。


飛距離が自慢のフロートリグ用の飛ばしウキは、商品入り数が2個から1個になって種類を色々お買い求めやすくなりました。



「ハイエナリップレス」のソルトカラーという感じで出ていたメバル用のプラグはよりナチュラルなカラーを追加とフックをシングルに換装して「ソアレ・リップレス」という名に。


フロートリグで遠投!!・・・となればメインラインは極細PE!!・・・という事で「AR-Cソアレ」が登場。


東四国でメバルゲームといえば鳴門から香川県方面のいわゆる播磨灘の釣りであり、鳴門と徳島市内の中間に位置するウチの店などはメバル釣りをまがいなりにもサポートしている南限の取り扱い店と言えるかもしれません。(笑)

真鯛カブラの取り扱いもほぼ同様の傾向にあるようです。