2007年5月6日日曜日

炎月実釣会Vol.5

今回はベイトリールと高強度極細PEラインについてです。

新型のメタニウムMgには「テーパードレベルワインド」というラッパ型のレベルラインが付いています。
例えば右一杯の状態でレベルワインドが静止した状態でドラグが作動して、スプール左側からライン出た時、かなりの抵抗がラインに掛かるのですが、この時のフリクション切れを軽減させる形状になっています。
メタニウムMgを前から見た所

同機を後ろから見た所
(写真では分かりにくいですが後ろが大きくなっていてメガホン形状になっています)
同じポンドテストのナイロンラインと比べて圧倒的に細い高強度PEラインはどうしてもコスレに弱い特性を持ちます。
いわゆる「ベイトキャスティングリール」というものはコンパクトなボディーで、スピニングリールに比べて太いナイロンラインを使用して比較的重いものをアキュラシーキャストする為のものとして進化してきました。
・・・なので、かなりの高級機でもレベルラインの材質はいわゆる「ハードガイド」のそれであり小型のものはドラグの作動中は静止します。

特に丸型のベイトリールはレベルラインがスプールに近くて、ドラグ作動中はかなりの負担がラインに掛かります。

・・・ならば、レベルワインドをスプールと完全に連動させれば良いのですが、そうすると投入時の駆動が抵抗になるため、軽い真鯛カブラがなかなか着底しなくなります。でもそれを可能な限り抵抗を少なくしたのが「コンクエスト300TypeJ」です。これはサーベリング用に開発されたリールで静止タイプにはかなわないもののレベルワインドを駆動させながらもかなりの回転の軽さです。
・・・しかし本体が大きく345グラムと少し重いのはいたしかたの無いところ。

・・・という訳で、細糸PEを使うベイトリールは「ロープロファイル」「テーパードレベルワインド」のタイプのものがスタンダードになりそうです。

こんなもんで良いですかね船長。(笑)

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