2008年11月6日木曜日

08ステラSW5000XGで甲浦のライトジギング

今月2日、高知県は甲浦(かんのうら)沖へライトジギングへ出掛けました。

10年位前に大正礁に行くのにこの甲浦の港から漁船で出発した事はあるんですが、この甲浦近海で釣りをするのは今回が初。
狙いはシオ(小型のカンパチ)やハマチ。ジグは100グラム程度を使用するいわゆるライトジギングというもの。

今までこのクラスのタックルは釣行回数が少ない事もあって個人的にあまり高価なタックルは投入しなかったんですが、わたしのこのクラスのスピニングリールは、98年モデルのツインパワーを始め、古いチームダイワなど10年以上前のものばかりで、調子は悪くは無かったんですがそろそろアフターサービスやパーツを手に入れたりするのが難しくなってくるので全て処分。今回は今年発売になったステラSW5000XGを購入、使用しました。

わたしがチョイスしたのはハンドルが金色に輝くウルトラハイギアのXG。5000番のラインナップの中でももっともハイギアの6.2:1で、発売前からかなり気になっていたリールでわたしの大好きなタイプのリールです。
メーカー希望価格は¥100,000で、実売で8万円を超えます。


わたしも含めてこの大きさのリールでこの値段は買う時さすがに躊躇するのでは、少なくとも8万円超のパフォーマンスがあるかどうか、かなり気になるのではないでしょうか。

コンセプト的にはキャスティング用途に考えられていて、パヤオでカツオやキハダや近海でのナブラ撃ちなんかに向いているリールと言えるでしょう。・・・でも天の邪鬼なわたしは今回はウルトラハイギアの高級スピニングリールのジギングタックルとしての適性を探る・・・というか使ってみようと、、、てか使えるよなと。(笑)

ラインはPE2号を300mにリーダーはフロロの8号。ロッドはシマノがきっと初めてジギング専用ロッドとして10年以上前に売り出した「スコーピオンオシア BOAT 」のシリーズの中でも最もライトな「SCO-S6612VJ」という・・・きっと誰も知らないような白いロッドです。ねえマーシー。(笑)
この組み合わせでブリ位までならなんとかしようと。

とりあえず朝一は水深60~70メートルのラインを100グラムのジグを使ってジギング。
それにしても甲浦沖は快晴べた凪なこともあって、室戸岬のすぐ北に位置しながらも内海の様。

開始から数回シャクリ幅と巻き上げ幅が合わなくて少しギクシャクと・・・。
暫くするとタックルの感じにも慣れてきて、このリールのパフォーマンスの高さを知る事となる。まず回転が恐ろしくスムーズでウルトラハイギアの巻上げの重さがジグの動きを通して潮の感じを伝える感度に繋がっていて、決して不快では無い事。
巻きながらラインの色分けを見ると大体ハンドル一回転で1メートル前後巻いているようなんですが、100グラムのジグならジャカジャカも出来るし、、、移動時の回収もきっと船上最速で(笑)早くて楽ちんです。

久し振りに釣ったシオはよく引いて、、、ファイトの感じよりも小さな魚体に驚く感じだったんですが、390グラムのこの軽量コンパクトなリールの剛性感やトルク感にも驚いたのでした。

特に超浅場の20メートルラインでは40グラムのキャスティングジグを使用したのですが普通に巻いてもしっかりロッドにジグウエイトが乗ります、軽いジグから重いジグまで、ラインキャパさえ合えば使える、、、この汎用性の高さがハイギア系高級リールの一番のメリットなのではと。

スプールは07年モデルのステラなどで定評のある「AR-C」で、あえてフォール時にサミングせずに見てみるとラインが整流されているのが分かります。ジグのキャストやジギングではあまり実感できなくとも、、、例えば向かい風で軽いプラグなんかを投げるようなシチュエーションでは「少ないライントラブル」と「伸びる飛距離」の両方の恩恵を受ける事となるでしょう。
童夢社製のカーボンノブはわたしの手にはちょうど良い大きさと形状でした。GT用に購入した10000XGもこのノブに換装する予定。


後細かい部分ですが、スプールバンドがネオプレーン製からメッシュの物に代わっててラインが半乾きのままでも躊躇なくカバーできて、傷つけたくないAR-Cのスプールエッジのステンレスのテーパー部分に綺麗に沿う素材になっています。


リールカバーも今回なかなか考えられてます。
「01ステラSW」に付属していたものはキツキツのネオプレーン製でハンドルは外さないと入らなくて、修理時メーカーに送る時位しか使わなかったんですが、今回はゆったりとしたクッション性のある立体的なカバーで、特に磯などのショアゲームではロッドに付けたままカバー出来て移動時などに重宝しそうです。

久し振りの釣りで一日楽しく切れること無く釣りが出来たのはこのリールのおかげかも知れません。
欠点はやっぱり値段でしょうか、、、パフォーマンスはもちろんリセールバリューも考えると長い目で見て決して高い買い物では無いし、、、イカを釣るリールにステラやイグジストなんかを何台も所有する釣り人も少なくないわけだし、、、釣り方や釣りものを考えると満足度の高い買い物になるのではないかなと。
まあただ個人的にはこのリールを買った事でロッドの新調は当分先になるような予感がします。(笑)

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