2008年6月1日日曜日

ルネッサ デアイアル2500

今週、ダイワから「ルネッサ デアイアル2500」というスピニングリールが入荷してきました。
このリール、仕様がユニークで、簡単に言うと「KIX系のボディー」に「ワンタッチLB互換スプール」を組み合わせて「磯釣り師用ノンレバー多目的リール」といったコンセプトになっています。

まあ、逆にいえば「セルテート」や「イグジスト」などの「RCSスプール」との互換性は無いんですけどね。



ダイワの現行レバーブレーキリールのスプールは「2000~3000番」と「3500~4000番」の2系統というシンプルなラインナップで非常に互換性の高いシステムになっています。

特に「2000~3000番」のスプールは歴史も長くユーザーの数の多さも抜群です。ならば「2000~3000番LB用スプール互換のノンレバーフロントドラグリール」(要するにフツーのリール)があったら使い回しが出来て便利だなという感じで企画されたのでしょう。


スプールは太号柄用の「2500スプール」に加え、フロロやPEの細号柄用の「2506スプール」が替スプールとして同梱されていて、磯のヒラスズキや小型の青物からPEで狙うアオリイカなどかなり多用途に使えそうです。

ハンドルはロッドケースに入れることを想定してか、ベースモデルのKIXシリーズが「マシンカットハンドル」を装着しているのとは対照的に「ワンタッチ折りたたみ式ハンドル」が装着されています。ハンドル長は「55mm」とやや長い目で、この大きさのリールにしては比較的大物志向!?という感じになっています。

わたしなりにこのリールの美点を上げれば「LB用スプール互換」「スプール2個装備」という仕様で、メーカー希望小売価格¥27,000、実売2万円位でコストパフォーマンスが高いと言える部分。
難点は自重280gとダイワの高級LBリールユーザーが購入するにはやや持ち重りのするリールかなと思う所です。

取扱上の注意としては普通のフロントドラグのリールのスプールを外す要領でドラグノブを緩め続けるとスプールを壊してしまう可能性があるのと、LB用のノンドラグタイプのスプールを誤って装着してしまう危険がある点がとりあえず思い浮かびます。

ダイワはこのリールと同名の「フカセ」と「ルアーロッド」の中間的なインタラインロッド「ルネッサ ドライ デアイアル」も発表してて、このリール&ロッド組み合わせで新しいマルチパーパスな釣りを提案してます。

DIR【デアイアル】
http://www.daiwaseiko.co.jp/fishing/dir/index.html

グレやチヌ狙いの磯釣りの中で「オカズをもう一品」的な食材調達タックルの資質としては非常に高く、リール&ロッドの双方とも面白い試みだと言えるでしょう。

そういえばこのリール、ラインローラーにベアリングは入ってるんですかね。(笑)

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