2007年4月23日月曜日

炎月実釣会Vol.1

4月18日に鳴門海峡で行われたシマノの「炎月実釣会」の印象をレポートしながらシマノの「炎月システム」を何回かに分けてご紹介しようと思います。

で、今回はリール、ロッドの使用感などを・・・

--------------------ロッド
「炎月」のロッドには先調子の「FFタイプ」とレギュラーテーパーの「Rタイプ」があります。
どちらも持った感じが軽く、視覚的な細さの印象よりは非常にパワフルな感じ。

真鯛カブラ用として「らしさ」を感じるのは「FFタイプ」です。
ソルト用のルアーロッドとしてみれば異例に柔軟なティップ。
・・・でもそれでいて、強靭なバットにスムーズに調子が移行していくベリー
・・・ロッド全体のテーパーデザインというか調子は、個性的でいながら良くまとまっているように感じました。

「Rタイプ」はジギングなどのルアーゲーム用のロッドに近い調子です。
ベテランルアーマンには「R」の調子の方が自然に感じるかもしれません。普通に大きな真鯛が捕り易そうな調子です。

購入時、どちらの調子を購入するかは店頭で振ってみてその時のお好みで良いでしょう。
けど・・・ もし2本ともあれば「ファーストテーパー」と「レギュラーテーパー」の違いを学習するのに恰好の教材になる事でしょう。(笑)

高級版の「オシア炎月」と廉価版の「ゲーム炎月」の実釣上での違いは感じませんでしたが、シマノが採用する美しいコルクとメタリックな塗装の意匠。そしてガイドのフレームをチタンにこだわる向きには「オシアタイプ」がベストバイかもしれません。
手の形に上手く添う形状のインジェクションのリールシートは「オシア」「ゲーム」共通です。

--------------------リール
第一にレベルラインを逆転時に駆動させ無い事によるライン放出時の回転の軽さのメリット。

第二に止まっているレベルラインとスプールの距離に余裕がある事による極細PEのフリクション切れ回避などのメリットから、真鯛カブラ用の両軸リールはロープロファイル型がスタンダードな形になっていきそうです。

実釣では「スピードマスター」と「ベイゲーム」を使い比べました。

ギア比はどちらも7:1で、ベアリングの入り数とハンドル長の違いなどの兄弟リールです。
同じ性能のリールであれば、ギア比は低く、ハンドル長は長くするほど、巻上げ力が出ますが、回転のスムーズさという点においては、ボディーの剛性、ギアリング、ベアリングの入り数など、リールの基本性能の方に大きく依存します。

「スピードマスター」と「ベイゲーム」の場合、ハンドル長はベイゲームの方が長いのですが、回転のスムーズさにおいてはスピードマスターの方がやや印象が良かったように思います。

・・・さらに高性能なメタニウムMgを使えばきっとこれじゃなきゃな~と思うんでしょうけど。(笑)

SHIMANO「炎月」
http://fishing.shimano.co.jp/body/product/salt/engetu/engetu.html

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