2008年3月9日日曜日

「08ステラSWカタログ」に倦む日日

店に「08ステラSWカタログ」が大量に入荷してきました。

新型ステラSWの大体の仕様はシマノのHPに総合カタログ、雑誌などで紹介されていたのですがフィッシングショーでも配布されていた「SALIWATER LURE FISHING TOPICS 2008」というカタログDVDが実釣映像満載でなかなかの迫力です。

同じ内容のモノが「SHIMANO TV」で、ストリーミング配信していますので、ブロードバンド環境の方はぜひ観てみましょう。

さて、わたし自体は今年フィッシングショーに行かなかったので新しいステラSWは触ったことすらないのですがカタログを見た感じを少し書こうかなと思います。
ざっくり言って、今回のステラは材質的、構造的、物理量的に最適化されてかなり耐久性が増している印象を受けます。

それでは目に付いた順で感想をば。(笑)


■ラインローラーの取り付けボルトに「緩み止めボルト」

スピニングリールはその構造的に最も高速に回転し一番負担が掛かる部分がとりあえず「ラインローラー」の部分になります。
ラインローラーが吹っ飛べばスピニングリールは間違いなく使用不能になります。

ま、吹っ飛ばなくてもラインローラーが緩めば・・・同じく使えません。

リールのボルト類は適正なトルクで締めてあればそうそう緩むものではないですがラインローラーのボルトに限らず、船の振動や激しい大物とのファイトでなぜかはまった様に同じ個体の同じ箇所が妙に毎回緩む事があります。
幸いわたしのリールでは緩んだ事はないですが、「緩み」に限らず「故障」ということもありますから万が一のために遠征時は自分のリールに合った簡単な工具は携帯しておいた方が良いです。
工具と少々の知識があればなんとかなる場合もありますから。

少々話がそれてしまいましたが、ラインローラーの取付ボルトに「緩み止め」が付いたのは、大げさに言うと「心配事がひとつ消えた」と言えるでしょう。


■ピニオンギアに超高強度ステンレス採用

マスターギアとピニオンギアはまさにリールの心臓部です。わたしは個人的にこの部分にかなり負担を掛ける使い方をするので頻繁に交換しています。
持ってるリールは大体ハイギアで、それも負担が大きな原因のひとつかもしれません。
しかし5年使っているダイワのソルティガZ6000の「ハイパーデジギア」は巻き上げのフィールのプアさはともかく、まだギアの交換した事が無い位で、この部分だけは凄いと感心しています。
ただダイワの「ハイパーデジギア」は作るのにコストが高いのか非常に高価なパーツで、磨耗で交換ということになれば工賃込みで2万円近い修理になるので(わたしを含めて普通の人では交換になるまでなかなか使えませんが)どっちもどっちですけど。

今回わたしは「SW10000XG」を自分用にオーダーしましたが、ハッキリいってGTのキャスティング用のウルトラハイギアモデルです。

これを室戸沖のジギングゲームで使う予定・・・

感じとしては「GTアングラーが片手間でやるジギングゲーム」といった雰囲気が出れば良いなと。(笑)・・・で、そんな中でどれくらいギアが耐久性を増したか検証したいと思っています。

「マスターとピニオンギアは盾と矛の関係にあってバランスが難しい」・・・と、メーカーの担当者から説明を受けた事がありますが、どちらも強化・バランスして「ほとんど取替え不要」といえるようなギアシステムにして欲しいものです。



■夢屋のセンシティブドラグノブ

これはオプションのチューンナップパーツです。
ドラグノブを交換するだけで低・中域のドラグの微調整が可能になるものだそうです。
10キロ以上のドラグを掛けて安定するような耐火金庫のようなリールを持っていても、低い値のドラグの安定さが必要な状況もあるものです。

従来型の「01ステラSW10000H」の場合、20000番スプールをベースにして、ドラグワッシャの構成を変えることで低い値に改造した「スルスルスプール」を使っていましたがこれは締め込んでも負荷が掛けられずいつもスルスル状態(笑)・・・要するに「上が無さ過ぎ」で、使用に一抹の不安がありました。
ドラグノブだけの交換でどれくらい特性が変わるものなのか!?・・これも実際に手に入れて使ってみようと思っています。

ただ08ステラSW18000/20000用の「センシティブドラグノブ」はラインナップに無いです。
これはきっと「01ステラSW10000H」同様ドラグノブを外した状態でも重いドラグなんだと思います。
このデカいステラSWはゴチャゴチャいじらず高い数値のドラグ専用機として潔く使って吉!!・・・かもしれません。(笑)



■「童夢」社製ラウンド形状のウルトラライトカーポングリップ

これはいかにも軽そうで感度も良さそうだなと見ていたら「SW10000XG」は従来品の形をしたオーバルラウンドグリップが装着されています。

「カーボンが良いのにな~」と思ってよく読むと・・・
形は従来品と見た目は同じでも「中空設計で飛躍的に軽量化」されていると。
しかも「今まで以上に滑り難くしっかりとグリップできる」のだとか。・・・なるほど密かに改良してたんですね。
ま、カーボンと使い比べになるでしょうけど。(笑)

■最後に・・・
早く実物を触ってみたいです。(爆)

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